わり・サポ・プチ・まる…など、昔から現在に至るまで、援助交際には多くの隠語・用語が存在する。
今回は援助交際に関する隠語・用語について、今では使われない古い言葉から今でもよく使われている言葉まで、詳しく解説。
なぜ援交に隠語が必要なのか
そもそも援助交際にはなぜ多くの隠語があり、なぜ隠語が必要なのか?
単純に堂々と言えるようなものではないからというのもあるが、それだけではない。
現在では主に出会い系サイト・アプリで援交を募集することが多い。
しかし売春防止法という法律が存在するため、各サイト・アプリは基本的に「援交」などの直接的なワードの使用を規制している。
そのため、現在では昔と比べてさらに巧妙に隠語を使う必要あるのだ。
しかし新しい隠語が流行れば各サイト・アプリで規制され、また新しい隠語が生まれて流行る。そしてまた規制されて新しい隠語が生まれ…といったことが繰り返されている。
援交・パパ活の隠語の種類と歴史
「援助交際(援交)」自体も元々は「売春」をポップに言い換えた隠語である。
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その後1996年には流行語に選ばれるほど有名な言葉となり、2000年代には出会い系サイトが流行り、援交の隠語が続々と生まれる。
「円光」「円」「えん」「割り切り」「わり」「数字」あたりが大昔からのメジャーな隠語。
使用例)「円したい」「わり募集」「今から2で」など
この頃には手や口だけで行う簡易援交の隠語である「プチ」や、料金を表す「イチゴ(苺)」なども流行る。なお今はほとんど使われていない。
さらに後から生まれたのが、「条件」「助け」「サポ」「意味わかる人」「○」「まる」あたり。現在でも結構使われている。
近年では特に「○」「まる」を使う人が多い印象。絵文字で○を表すパターンも。
使用例)「条件ありです」「助けてくれる人いますか?」「意味わかる人だけ」「まるぼ(まる募集の略)」など
ここ数年では、援交とはまた少し異なる「パパ活」というものが流行り、パパ活の隠語も多く生まれた。
パパ活の隠語としては、「応援」「買い物」「P活(P)」「ピピ活(ピピ)」などがある。
使用例)「応援してくれる人探してます」「一緒に買い物してくれる人募集」「Pほしい」など
大手の綺麗なマッチングアプリでも、ちゃんとしたプロフィールと写真で普通に恋人を探していると見せかけて、実はパパを探しているという子が結構いるが、慣れてくれると一瞬でわかる。
以上、援交に興味のある人もない人も、ネットでの出会いを探す際には覚えておいた方がいいだろう。